自習室の活用・質問の仕方について

2018年9月14日

夏休みが終わると、塾内の風景で変わり始める部分があります。
「自習室」です。
夏の大会を最後にクラブ活動を引退した中3生の中に、放課後の時間を自習室で過ごすようになる子が出てきます。
中学校の帰りに制服のまま自習室に勉強しにくる生徒もいます。9月以降、学校の定期テストの意味合いも今まで以上に大きくなりますから、テスト前は特に自習室で中3生の姿が沢山見られます。
塾には、様々な高校の過去の入試問題、模試の過去問、各教科の問題集・参考書など、いつでも自由に閲覧できる教材が沢山あり、やることがない、なんてことにはまずなりません。

勿論、既に常連となっている高校生もいれば、自習室の主と化している中学生もいますし、授業終了後にお弁当を食べて2時間以上自習してから帰る小学生もいます。

こちらにも活用例を載せてます。充実の自習室、その活用法

スマホやゲームなどの誘惑がない、人の目がある、など沢山メリットはありますが、
自習室を活用する一番の利点は、「質問が出来る」ことではないでしょうか。
先生達も授業があったり用事があったりで、いつでも質問が出来るという訳ではないのですが、自習室の常連さんたちは先生のいる時間を良く知っていて、タイミング良く質問をしてきます。
(授業前、授業終了後が一番確実に質問が出来ます!)
しかし、「質問って、なかなかしにくい・・・」という声も良く聞きます。
はじめのうちは誰でもそうです。遠慮もしてしまうし、なんだか恥ずかしいし。。。
そこで、先生側としては自習室に来てくれている生徒に出来るだけ声をかけるようにしています。
「お、自習に来たのか、偉いな!」「質問はないか?あったらちょっとしたことでも遠慮なく聞いてね!」などです。

そして、「どう聞いたらいいか分からない」という生徒もよくいます。
その際には「この問題が分からない」と問題を選んで質問してみてね、と伝えます。
教える側としては、漠然とした質問よりはっきりとその子が必要としている内容を知ることができます。
・・・この問題が出来ないってことは、あれとあれがわかってないな、じゃ、そこから説明しよう・・・といった感じです。
真面目に頑張っている生徒ほど、良い質問をしなきゃ、みたいな感覚に縛られてしまう傾向があるようです。
そんなことは気にせず、まずは自分で取り組んでみて、そしてこれが分からないという問題を持って自習室に来てください!

学習を進めていくに当たり、やる気より大切なのは、勉強することを「習慣」にすることだと思います。
自習室は、その習慣作りに一役買ってくれる場所であることは、過去の先輩達の姿を見ていても良くわかります。
自習室を自分の場所の1つにして、マナーを守り上手に活用してください!

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